(服も好きな)60年代大好きっ子のブログ

1960年代を愛する男のブログ。60年代の魅力を伝えるためにブログを始めました。価値のある内容を提供できるよう、日々精進して参ります。

60年代の山田洋次①(※一部ネタバレあり)

こんばんは!

現在、正月に録画した番組を消化する作業に追われています 笑。

 

今回は山田洋次監督作品について書きます。一部ネタバレありなのでご注意を。

 


 

 

はじめに

 

山田洋次監督は、1961年に監督としてデビューして現在も活躍している稀有な存在。

 

最近では「男はつらいよ」最新作の製作を発表し、話題になりましたね。  

 

 

「男はつらいよ」がピンとこない若い世代も、「学校」(1993)、「たそがれ清兵衛」(2002)、「武士の一分」(2006)、「母と暮せば」(2015)。

この中のどれかは観たことがあるのではないでしょうか。

 

今回は60年代ブログらしく、「60年代の山田監督作品」について書きます。

 

外国の影響も受けている

 

山田監督というと、寅さんのような人情喜劇、家族をテーマにした作品イメージから、「日本を日本らしく」描くイメージですが、実は外国の作品からも影響を受けているんです。

 


 

例えば、「愛の讃歌」(1967)ではマルセル・パニョルの戯曲「ファニー」(フランスの有名な人情喜劇)が原作です。

「マリウス」、「ファニー」、「セザール」の3部作の中の1作です。

 

監督は原作には及ばない、未消化の作品と語っていますが。

 

 

確かにほかの作品に比べてあまり個性を感じないとは私も思いました。 

 


 

他の作品では、代表作「男はつらいよ」もマルセル・パニョルの作品から多大な影響を受けています。

 

(↓↓↓最近ではこんなこともやってます)

 

寅さん以前からヒロインと結ばれないオチがあった(※ネタバレあり)

 

「男はつらいよシリーズ」では、寅さんが毎回ふられたり、寅さんから身を引いたりしてマドンナと結ばれないのが定番のオチですが、

 

実は寅さん以前の作品からこのようなオチの作品がありました。

 


 

それは「いいかげん馬鹿」(1964)という作品です。

 

久しぶりに故郷の島に帰ってきたハナ肇(はじめ)演じる安吉が、島で色々なことに失敗し、意中の女性に思いを告げられないまま島を去っていく。

 

 

三枚目の男が故郷に帰ってきて問題を起こし、意中の女性と結ばれない……寅さんを想起させますね。

 

「男はつらいよ」以前から、男の悲哀を描いていたんですね。

 

ドタバタコメディーも撮っていた

 

前述の通り、人情物語や家族を描くイメージのある山田監督ですが、実はドタバタコメディーも撮っていたんです。

 


 

それが「九ちゃんのでっかい夢」(1967)です。

坂本九演じる九は劇場に出演するコメディアンなのですが、舞台上に(九ちゃんを狙う)殺し屋が乱入してハチャメチャな展開になります。

 

 

九ちゃんが歌を披露するシーンもたくさんありますし、

 

てんぷくトリオ(伊東四朗が在籍していたお笑いトリオ)がネタを披露するシーンもあり、貴重な映像記録です。

 

60年代から評価されていた

 

 

山田監督は、「男はつらいよ」で頭角を表したわけではなく、それ以前に評価されていました。


 

喜劇映画「なつかしい風来坊」(1966)では、 第17回ブルーリボン賞の監督賞(山田洋次)と主演男優賞(ハナ肇)を受賞。

 

 

喜劇が二流扱いされていた時代だったので、監督は受賞を驚いたそうです。

この時代、ハナ肇は喜劇の地位を押し上げようと奮闘していました。

 

喜劇を愛する2人が評価されて賞を受賞。

とても素敵な話ですね。

 


 

今回、60年代の山田監督作品について色々書きましたが、いかかだったでしょうか?

 

さすがに60年代の山田洋次監督を1回では語りきれないので、また完成次第、第2弾を投稿します!

 

ではまた次の更新で✋

 

【参考文献】

(DVD)

・愛の讃歌(本編95分)特典メニュー「山田洋次監督  自作を語る」(2012/松竹/約15分)

・九ちゃんのでっかい夢(本編90分)特典メニュー「山田洋次監督  自作を語る」(2012/松竹/約15分)

60年代映画あるある③

こんばんは!

正月は坂本九の本を読んで過ごしています。

 

今回は、久々に60年代映画あるあるです。

 

色々書きましたが、ツッコミどころがあったり、雑な部分も含めて私は60年代が好きですし、皆さんにも愛していただけると嬉しいです!

 

それではスタート!


 

映画ポスターが当てにならない場合も結構ある

 

60年代といえば、映画のポスターがイラスト。

今の時代の映画と違って、画像や予告編が見つからない場合もあり、情報が少ない60年代日本映画の作風を知る重要な材料。

 

イラストから作品の魅力が伝わってきて、ポスターを観て作品を観たくなることも多いです。

 

しかしその一方で、あまり参考にならない……というか逆に内容を誤解する場合もあるので注意が必要です。

 

 

例えば、この「憎いあンちくしょう」(1962)は、タイトルとポスターの印象から、復讐に燃える男のアクション映画かと思ったら、全然違いました。

 

ポスターが実際の作品の雰囲気と違う、タイトルが内容にそぐわない、もしくはその両方ということがあるのでご注意を。

 

予告編でネタバレしてしまう場合がある

 

私は、60年代の映画をDVDで観たあと、特典として収録されている予告編もチェックします。

 

チェックしてて思ったのが、予告編は本編への期待を高まらせるために作られると思うのですが、60年代の作品は、ダイジェストのごとく、後半の重要な部分まで映ってしまっていることもしばしばあります……。

 

例えば、「霧笛が俺を呼んでいる」(1960)

 

赤木圭一郎主演のアクション映画です。

 

 

「浜崎」という登場人物が物語のキーマンなのですが、予告編を観ると、浜崎の情報出しまくってます。浜崎の最後の重要な部分までわかってしまいます 笑。

 

浜崎について少しずつ解き明かされるのを楽しむのが作品の醍醐味でもある気がしますが。

 

(日活映画は、予告編が「YouTubeムービーチャンネル」で観られる作品が多いです)

 

あと、たまに本編にはなかったシーンが予告編で流れることも……。自由ですね。

 


 

今までで一番驚いたのが、「複雑な彼」(1966)

 

ポスターと予告編の両方で「彼の抱える複雑さ」がわかってしまって、先にそれを知ってしまうと面白さが半減してしまいます。ご注意を。

 

(↓↓↓DVDパッケージではネタバレしません)

 

 

結局、どうすればいいかと言うと

 

 

・作品タイトルやポスターを参考にしすぎない

・主要な登場人物の職業を調べると、どんな作品かイメージがわきやすい

・予告編は、ある程度雰囲気をつかんだら、(最後まで観ずに)途中でやめる

 

これで万事解決です。

 

 

では次の更新で✋

 

 

60年代のファッションに注目の日本映画の探し方①

こんばんは。

正月ですが、おせちも食べず、テレビも観ないで、ブログ書いてます 笑。

 

今回は、ファッションに注目の60年代日本映画の探し方について書きました。

ちなみに昔の女優の衣装を楽しむなら、私のおすすめは「ロマンス娘」(1956)「女の勲章」(1961)です。

 


 

【はじめに】ファッションを楽しめる60年代日本映画を探すのは少し難しい

 

映画の楽しみ方は人それぞれあると思います。

アクションが観たい、ミュージカルが観たい……。その場合、アクションならアクション映画、音楽を楽しみたいならミュージカル映画(60年代日本だと歌謡映画というジャンル) を観れば満たされると思います。

 


 

ただファッション、衣装を楽しみたいとなると少し探すのが難しくなると思います。ことに、情報が得づらい60年代の日本映画となると。

 

60年代でも、洋画は情報が豊富なんですけどね。

 

 

そこで、今回は私が、60年代でファッションに関係した日本映画をどう探しているか紹介します。

 

【前提】今回は女性のファッション、衣装について

 

私の観た限り、60年代作品は、女優のファッションを華やかにしようという心意気を感じる映画のほうが圧倒的に多いので、今回は女性の衣装に限定した話にします。

 

この時代、男性の登場人物が華やかな、ファッショナブルな映画はアイドル映画くらいでそれ以外だとなかなか見つからないです。

 


 

今まで観た中だと「夜のバラを消せ」(1966)は主演の石原裕次郎の衣装チェンジがかなり多く、相当珍しい。

 

 

裕次郎は衣装を、ある時期から自分で決めていたくらい、こだわりの強かった俳優ではありますが。

 

【チェックポイント①】衣装クレジットがない

 

今の日本映画では、有名なスタイリストが衣装を担当した作品があったり、エンドロールで「衣装」のクレジットやブランド名が載っていたりしますが、

 

60年代は基本的にブランドや店、衣装デザイナーのクレジットの表記がないです(例外はある。バレエダンサーの衣装など特殊な衣装のときなど)。

 

なので有名衣装デザイナーが衣装を担当しても気づかないことが多いです。映画についての本や作品の解説などでしか衣装の情報はなかなかないです。

 


 

例えば、「三人寄れば」(1964)は柳生悦子(100本以上の映画衣装を担当した衣装デザイナー)が衣装を担当していますが、もちろんクレジットはないです。

 

 

【チェックポイント②】DVDパッケージや画像検索はあてにならないことも多い

 

最近の映画で衣装の雰囲気をつかみたいとき、DVDパッケージの雰囲気、作品の画像検索という方法がオーソドックスかと思いますが、60年代は、それだと作品を見落とすことも多いので気をつける必要があります。

 

↓↓↓のように、洋画だとDVDのパッケージや画像検索でなんとなくおしゃれそう、華やかというのがわかることが多いのですが(洋画のほうが情報が豊富ですし)

 

 

60年代の日本映画はDVDパッケージ、画像検索から作風がわからないことも多い。

 

 

例えば、「アカシアの雨がやむとき」(1963)は、(上の画像の)映画ポスターがDVDパッケージですが、地味な、暗い印象ですよね。

 

しかし、浅丘ルリ子がファッションモデルの役でサンヨー(現 三陽商会)のファッションショーのシーンがあり、貴重な映像が収められています。

 

では片っ端から観るしかないのか?いえいえ、解決策は次の見出しで。

 

【チェックポイント③】「ファッションモデル」、「ファッションデザイナー」、「カメラマン」をキーワードに探す

 

今まで観た中で、主要な登場人物が以上3つの肩書きのいずれかだとファッションに関係したシーンが出てくることが多かった。カメラマンは、職業柄、女性モデル相手に撮影するシーンがあることがあるので。

 

 

例えば、「モンローのような女」(1964)ではDVDパッケージでカメラマンらしき男が映っていますが、ファッションモデルの女性を撮影するシーンがあり、当時の雰囲気がわかります。

 

まとめ 

 

書ききれなかったことも盛り込んだまとめです。

 

・当時の華やかな女性のファッションを楽しむ

全編スタイリッシュな作品は少ないということを頭に入れておく

ファッションをフィーチャーしたシーンを含んだ作品が多い

・DVDパッケージや画像検索に惑わされず、「ファッションモデル」、「ファッションデザイナー」、「カメラマン」が主に活躍する作品を探す

・要は意外な作品がファッションに関係しているので、内容に注目。

 

 

映画選びの参考になれば幸いです。

また違う探し方がまとまったら紹介します。

 

ではまた次の更新で✋

 

 

「今」、60年代を伝える意義

こんばんは。

クリスマスもブログ更新です 笑。

 

自分が好きだから、60年代に関する記事をいくつも投稿してきましたが、調べれば調べるほど、「今書かねば!」と思わされることがあるので

 

今回は、今、60年代をブログで伝える意義について。

それではスタート!  

 

 

60年代のスターがいなくなっていく

 

60年代の映画を観たあと、出演俳優の近況を調べるのが日課なのですが、存命の方はかなり高齢です。

 

当たり前といえばそうなんですが、60年代に20代の俳優が今は70代後半から80代。今が、当時の話を聞けるギリギリの時期だと思っています。

 

代表的な方を挙げると、今年は50-60年代、数多くの映画に出演した津川雅彦さんが亡くなりましたね(下写真左)。

 

 

追い風①)昭和を特集するテレビ番組が豊作

 

今テレビを熱心に観るのは高齢者という話をよく耳にします。そのためか、その世代に向けた番組が、特にBSで、とても多い。

 

60年代の映画、60-70年代にフィーチャーした歌番組、トーク番組が数多く放送されています。つまり今、当時の情報を得るのに絶好の時期ということです。

 

(↓↓↓【今年10月スタート】60-70年代を彩ったゲストとのトーク番組)

 

BSの中でも、BS11では以前紹介した貴重なドリフの映画や60年代の喜劇映画「駅前シリーズ」が放送されており、未DVD化作品が観られる機会に恵まれている状況。

 

 

追い風②)60年代の映画のDVD化が相次ぐ

 

2010年代に入ってから60年代映画の作品の初DVD化が相次ぎましたが、現在もこの状況が続いています。

 

それだけ未DVD化作品が多く、多くの貴重な映像資料が未だに視聴困難ということも意味しています。

 

 

発売して何年かで購入不可能(レンタルも不可能)になる作品もあり、私も買い忘れないようにしなければと目を光らせています。

 

中でも最近の一番嬉しいニュースは石原裕次郎シアターDVDコレクションの刊行ですね。50-70年代の日活、石原プロモーションの裕次郎出演映画が全作DVD化されます。

 

前も書いたように、石原裕次郎は60年代の中心人物の1人。60年代、60作近くの映画に出演しています。貴重な映像記録で発見が多いです。

 

 


 

まとめると、Time is now!60年代を語るなら、追い風が吹いてる今しかない、今を逃す訳にはいかないということですね。

 

これからも夢中になって60年代を追いかけ、ブログでお伝えしていきます!

 

これからもDVDたくさん観て、本をたくさん読んで、時には関係各所に問い合わせて、情報を集めて、

 

検索して調べても出てこない、価値のある内容を提供できたらと思います。

 

ではまた次の更新で✋

 

【50-60年代】平成最後の冬は、ヤング裕次郎を映画で味わおう!

こんばんは!

60年代のことを書き始めると、テンション上がって止まらなくなります 笑。

 

さて、今回は昭和を代表するある国民的スターを取り上げます。

 

それではスタート!

 

 

裕次郎の出演映画で魅力を味わう

 

間違いなく60年代という時代の中心にいた、伝説の俳優 石原裕次郎。

 

60年代の10年間、若き青春スター、アクションスターから男の壮大なプロジェクトに挑戦する作品に出演する大人の俳優へと変わっていった季節。

 

これから時間をかけて、この巨大な存在の魅力を私自身学び、それを紹介していければと思います。

 

現時点で裕次郎出演の日活映画でDVDマガジンで視聴可能なのが40数本。

 

どれから観たらいいか迷うと思うので、今回は石原裕次郎出演のおすすめ映画をご紹介!

 

特に若い頃の輝きを知ってほしいので、初期の作品をチョイスしました。

 

 

青春スター裕次郎の魅力が詰まった「あじさいの歌」(1960)

 

 

石坂洋次郎原作の文芸映画(文芸作品を映画化する鉄板のジャンル)。

爽やかな青春ストーリーで、ハッピーエンド。後味もいい👍

衣装もとてもしゃれてます。

チルデンニットや黒いブルゾンの中にニットとシャツなど似合っていた。

石坂作品の裕次郎は爽やかさがあります。

 

青春スターとしての裕次郎を味わう、一本目にふさわしい作品だと思います。

 

アクションスターとして存在感を示した「錆びたナイフ」(1958)

 

 

石原慎太郎氏が脚本、重厚な犯罪ものに仕上がっていて見応えのある作品。

 

緊張感のあるモノクロの映像、佐藤優の音楽も作品に合っていて惹き付けられます。

 

アクションシーンが満載でカッコイイ。「錆びたナイフ」も重要な局面で登場します。

 

裕次郎のシーンは11日間という強行スケジュール撮影したとは思えないです。

 

青春物語ありアクションあり歌唱あり、好バランスの「風速40米」(1958)

 

強風豪雨のなか、悪に対峙するアクション作品だが、北原三枝との青春物語、ナイトクラブでの歌唱シーンもあり、

 

アクションスター、青春スター、歌手……裕次郎の核となる要素が全て盛り込まれていてバランスのいい作品。

DVDパッケージのイメージと実際の内容がかなり違いました 笑。

 

裕次郎が一人芝居で魅せる「太平洋ひとりぼっち」(1963)

 

 

石原プロモーションを設立後の第1作。

 

小型ヨットで太平洋横断という壮大なプロジェクトは後の作品に通じる世界観ではあるが、関西弁の裕次郎のほぼ一人芝居という異色の作品。

 

意外にも裕次郎は関西弁が似合うという発見がありました 笑。

ほとんどのシーンが、海上に裕次郎1人なのに画面がもつのは市川崑監督の力量でしょうか。

あと、裕次郎がジーンズをはいているのが珍しいですね。

他で味わえない裕次郎の新しい面が見えます。

 


 

おすすめ作品は以上です。

ヤング裕次郎に少しでも興味をがわいたでしょうか?

32歳くらいから、裕次郎が急速に渋い雰囲気になっていくので、渋い裕次郎しか知らない人も多いんです。

 

また違った視点から色々な作品を紹介していくので、楽しんでくれる方がいれば幸いです。

 

ではまた次の更新で✋

 

【参考文献】

(DVDマガジン)

・石原裕次郎シアターDVDコレクション31「あじさいの歌」(朝日新聞出版/2018/P3)

・石原裕次郎シアターDVDコレクション17「錆びたナイフ」(朝日新聞出版/2018/P3)

・石原裕次郎シアターDVDコレクション7「風速40米」(朝日新聞出版/2017/P3)

・石原裕次郎シアターDVDコレクション15「太平洋ひとりぼっち」(朝日新聞出版/2018/P2)

 

60年代キーワード②アイビールック

こんばんは!

靴下3枚履いて寝る日々を過ごしております😭 寒い!

 

今回のキーワードはアイビールック!テーマが大きくてまとめるのが大変でした 笑。

 

はじめに

60年代はメンズカジュアルファッションが未発達な時代。

 

映画を見ると、男の登場人物はスーツがほとんど 泣。

Tシャツが珍しかった時代ですからね。

 

私の観た限り、今では当たり前のプリントTシャツやジーンズ姿の男が登場する映画はどちらかというと少数です。

 

そんな時代、若者の間で流行ったのがアイビールックです。

 

(アイビー、VANの影響の大きさを感じるインタビュー)

 

アイビールックとは

 

アメリカのIvy league(アイビィリーグ)の学生たちが好んだファッションがIvyです。

 

Ivy leagueとはアメリカ東部の8つの私立大学(ハーヴァード、イェールなど)の間のフットボールリーグの呼称。そこに通うのはアメリカの上流階級の金持ちの人たちです。

 

それをVANの石津謙介氏(下写真)が日本の若者が着れるようにアメリカのキャンパスウェアを目指して日本に持ち込んだのが(日本流の)アイビールックです。

 

60年代日本のアイビールック=VANといっても過言ではないですね。

 

 

アイビーに必要なアイテムと着こなし

 

・アイビーカットと呼ばれる七三分け

・アイビーキャップ(小ぶりのハンチング) 

・三つボタンのジャケット

・ボタンダウンシャツ

・丈の短いコットンパンツ

・コインローファー

・スリッポンシューズetc

 

 

簡単に言うとかっちりした品のいい格好ですね 笑。

着こなしはこんなイメージ。森山未來の衣装はVAN。

 

※周りの人もそれっぽい雰囲気ですが、衣装はVANではありません。

VANに電話して問い合わせたところ、「VANが衣装提供したのは森山未来のみ」との回答を受け取りました。

 

(「ALWAYS三丁目の夕日'64」金曜ロードSHOW!公式アカウントより)

 

右上の写真のように1964年、銀座のみゆき通りに、独自の解釈を加えたアイビールックにVANの紙袋を持ってたむろした若者たちがいました。

 

当時、社会現象になったみゆき族と呼ばれた集団です(批判が高まりすぐに終息)。

 

映画でアイビーを知る

 

映像で観るのが一番なので、60'sアイビールックな映画をご紹介。

 

前述の映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」(2012)に加えて、「あの娘と僕 スイム・スイム・スイム」(1965)も衣装提供VAN。

 

カーディガンにボタンダウンシャツを合わせた衣装が印象に残ります。橋幸夫主演の青春ラブストーリー。

 

「あの娘と〜」はスタイリッシュではないかも 笑。映画の雰囲気に馴染むファッションといいますか……。

 

 

余談ですが、「栄光への5000キロ」(1969)は衣装考証が石津謙介氏。

レーサーたちのユニフォームを担当した可能性が高いです。

 

レーシング時以外での石原裕次郎の衣装も石津氏ではないかと私は睨んでおります。

 

 

真相を確かめるべくVANに電話して問い合わせたところ、

 

「栄光への〜」のことはわからないが、レーシングメイトと提携してレースのユニフォームを作っていたことはあった。

 

(※アイビーブームも徐々に冷めていき、1978年にヴァンジャケットは一度倒産しています)

今のヴァンジャケットでは1978年以前の資料がないため、VANや石津氏が衣装を担当した60年代の映画は把握していない 

 

と回答を受け取りました。残念!

 

詳しく書くとキリがないのでブログサイズにまとめました。

ではまた次の更新で✋

 

【参考文献】

・「アイビーをつくった男 石津謙介の知られざる功績」(花房孝典著/天夢人発行/2018/P26, P66-P70, P76-P77)

・「ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた」(磯前順一著/集英社新書/2013/P17)

 

 

 

 

【60-70年代】ドリフの映画は激レアもの

こんばんは。

今日も元気にブログ更新です!

 

最近、ドリフの映画が毎週BS11で放送されてるのが楽しみの一つ。

 

ドリフの映画が観れるなんて個人的にかなりの事件!

 

なぜ事件か?そのあたりも含めて今回はドリフの映画について書きます。

 

それではスタート!

 

 

映画の概要

 

ザ・ドリフターズといえば、国民的お笑いグループ。

今でも志村けんさんはテレビや舞台でコントをして楽しませてくれていますね。

 

で、実はドリフ主演の映画が、松竹と東宝で、60年代後半から70年代にかけて21本作られています(松竹16本、東宝5本)。

 

内容はいかりや長介と加藤茶がメインで騒動を巻き起こすコメディー映画。ただDVD化が全くされていないので長らく視聴困難でした。

 

それがBS11で10月から放送が始まり、全て観ていますが、貴重な記録であることを痛感しました。

ただ、放送されているのは松竹作品のみです。

 

(2019.1.15追記)

私がBS11に電話で問い合わせたところ、現時点で東宝のドリフ映画を放送するという情報はないとのこと。

 

リクエストは承るということで、「未DVD化で、視聴できる機会がなかなかないので、東宝のドリフ映画の放送をお願いします!」とリクエストしました。ちなみにツイッターでもbs11のアカウントにリクエストは送っています。

願いが届くことを祈ってます。

 

 

ドリフの映画ほぼ全てが視聴困難

 

前述した21本というのはザ・ドリフターズ主演の映画。主演作以外にもメンバー全員でいくつか映画出演しています。

 

しかし、その主演作21本以外もほとんどが視聴困難な状態。

 


 

映画初出演作品「逢いたくて逢いたくて」(1966)は日活青春歌謡映画傑作選全15巻セット(約40000円)を購入しないと観れません(中古品を除く)。

 

私はマニアなので買って観ましたが 笑。

なかなか4万は買うハードルが高いですね。

カトちゃんが存在感を強く放っていました。

 

 

唯一、「クレージーメキシコ大作戦」(1968)だけが、購入&レンタル可能。 

 

 

芸能史の貴重な記録

 

60-70年代のドリフの映像もかなりレアだと思いますが、それ以外にも貴重映像である理由があります。

 

「春だ ドリフだ 全員集合!!」(1971年12月29日公開)では、同年4月25日にデビューしたばかりの小柳ルミ子が本人役で出演。

 

「わたしの城下町」、「お祭りの夜」を歌っています。彼女の映画初出演作です。

 

ちなみに20代の小柳ルミ子出演の映画も全て未DVD化。

 

 

「祭りだお化けだ全員集合!!」(1972)では仁科亜季子(仁科明子名義)、山口いづみが映画初出演しており、これもかなり貴重な記録。

 

山口いづみは「緑の季節」を歌っています(あとで歌を吹き込んでいる)。

 

 

「ズンドコズンドコ全員集合!!」(1970)では、かしまし娘田子の浦親方という異色の顔ぶれが出演しています。

 

かしまし娘の映画出演作品は3作品で全て未DVD化。

田子の浦親方はほかに映画出演はありません。

 

※田子の浦親方とは出羽錦忠雄(でわにしきただお)という四股名(しこな)で活躍した元力士。

 

 

まとめ

 

まだ8作品しか放送されていないにもかかわらず、これだけ貴重映像が続出しているということで今後のラインナップも楽しみです

(⚠️BS11に問い合わせたところ、終了日は未定という回答でしたが、おそらく来年3月まで放送)。

 

今回、小柳ルミ子、仁科亜季子など名前をだしましたが、他にも色々60-70年代の資料として貴重なものが映っています。

 

細かい部分はまた書きます!

意図せず、BS11の宣伝みたいになってしまった 笑。

 

とにかくこの頃のドリフの輝きはすごい!

ではまた次の更新で✋

 


 

※今回、ドリフターズの映画出演作品やドリフ映画の出演者の映画出演歴は、映画情報・データベースサイトのMovie Walkerで調べました。